Oenoflow FITシステムは、小規模ワイナリーでのワインの清澄化や仕上げろ過に特化して設計された新しいユニット式クロスフローろ過システムです。各種ユニットをパズルのように組み合わせることで、それぞれのワイナリーに必要とされる最適なシステムを構成することが可能です。
Oenoflow FIT コンポーネント
ステンレス製のベースユニットには、精密ろ過用の高流量かつろ過面積の大きな中空糸膜が2本設置されています。自動化されたプログラムにより、システムの運転と洗浄を最小限の操作で実施することができます。ワイナリーの様々な条件に合わせて、ベースユニットにモジュールを増設することも可能です。
オプションコンポーネント | 機能 | 利点 |
薬剤注入ユニット | 洗浄や保管に使用する薬剤の自動注入 |
|
ろ過前タンクユニット(T1) | 分離固形分の濃縮用タンクを搭載 |
|
ろ過後タンクユニット(T2) | バックフラッシュが可能なろ過タンク |
|
モジュール増設ユニット | 2本のモジュールを増設 |
|
Oenoflow FIT メンブレン
Oenoflow FIT 精密ろ過用モジュールでは、ポールの実績が認められた対称中空糸膜を採用しています。直径が大きなこの高流量膜モジュールは、標準的な中空糸膜モジュール製品の2倍に相当する21.5 m2のろ過面積があります。
モジュールの構成要素は以下の通りです。
フィルターメディア | PVDF |
ポッティング | エポキシ樹脂 |
スリーブ | ポリプロピレン |
ハウジング | 透明ポリスルホン |
シール | エチレンプロピレン共重合体 |
コスト削減の利点
珪藻土フィルターやシートフィルターをOenoflow FIT クロスフロー精密ろ過システムに交換することで、ろ過助剤の使用や処理が不要となり、製品ロスの低減、ろ過性能の安定といった利点が得られます。また一方で、Oenoflow FIT の新しいユニット構成により、小規模または生産量が拡大する予定のワイナリーに以下の利点があります。
経済性
- 予算に応じたシステム構成が可能なシステム
柔軟性
- ユニットの組み合わせにより、複数のアプリケーションに対応
- ユニットの追加により、導入後のシステムアップグレードが可能
拡張性
- モジュールの増設により、生産能力の拡大に対応(2倍まで)
各種規制
Oenoflow FITシステムの製造は欧州圧力機器指令に準拠しており、各システムにはCE マークが貼付されています。
各ユニットは、食品接触製品に関する各規制基準に適合しています。詳細は当社までお問い合わせください。
ワインろ過 | |
入口圧力 | 0.05~0.45 MPa |
温度 | 0 °C ~ 25 °C |
洗浄時の最高使用温度 | 60 °C |
Select the language below:
Oenoflow FIT system - English |
Earn 10% off* your next order online by leaving a review of this product. Please login to your account to leave a review. We appreciate and value your feedback.
*Subject to Terms and Conditions.